DELLのパソコンの種類「個人向けPC」「ゲーミングPC」「法人向けPC」(旧/新シリーズ)
DELLではノート&デスクトップそれぞれで様々な種類のモデルを販売しており、「正直種類が多くてどれを選んでいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
特にDELLでは2025年にシリーズを一新しているので、調べていても情報が混同してしまうかもしれないので、まずはDELLの新旧シリーズのモデルを「個人向け」「ゲーミングPC」「法人向け」に分けて解説していきます↓
2025年以降のDELL新シリーズのラインナップ
まずDELLのモデルが2025年からリニューアルされているので先に解説します。
DELLは2025年からPCのブランド体系を大きく整理し、基本的に次の3つの「DELL」という名称のモデルに再編しています↓
【DELL新シリーズのモデル一覧&分類表】
| 新シリーズ | 主な位置付け・特徴 | 旧シリーズの主な後継イメージ |
| Dell | 一般ユーザー向けスタンダード。価格重視![]() |
Inspiron、Vostro相当 |
| Dell Plus | 高性能・多用途な上位モデル。ビジネス~個人の中間![]() |
XPS、OptiPlex、Latitude相当 |
| Dell Pro / Pro Max | プロ仕様・AIワークロードも想定した最上位クラス![]() |
PrecisionやハイエンドLatitude相当 |
ザックリと整理すると、
「とにかく安くそこそこ動くPC」ならDellシリーズ
「ビジネスでも個人でも快適に使える高性能機」ならDell Plus
「AI処理や専門職向けの最上位」を求めるならDell Pro / Dell Pro Max
と考えるとイメージしやすくなります。
なので現在DELL公式ストアで販売されているのは上記のモデルとなっています↓

現在販売中のDELLモデルのグレードの違い「Premium」「2-in-1」
更に、新しい「DELL」シリーズでは、前述した「base(無印)」「Plus」「Pro」「Pro Max」に加えて、「Premium」「2-in-1」などのグレードも存在します。
「Premium」は性能や装備のランクを表すグレードで、「2-in-1」は画面が回転したり折りたためる、形のタイプを表します。どちらが上か下かという関係ではなく、Premium(性能)× 2-in-1(形)というように、組み合わせて考えるイメージです。
例えばDell 14 Plus 2-in-1ノートパソコンであれば、以下のようにキーボードの可動域が広いので折り曲げて使う事ができます↓


また、DELLの後ろの「14」や「16」はディスプレイサイズのインチ数(画面の対角距離)を表しています。
2025年以前、DELLのPCはおおまかに次のように分かれていました↓
【2025年以前のDELLのモデル一覧&分類表】
| 一般個人向けモデル | ・Inspiron:標準的な個人向けノート/デスクトップ ・XPS:Inspironより高性能で、動画編集やデザインにも向いたハイエンドモデル |
| ゲーミングモデル | ・Dell G:一般ゲーマー向けゲーミングPC ・Alienware:プロ志向・ハイエンドなゲーミングブランド |
| 法人・ビジネス向けモデル | ・Vostro:中小企業向けのコスパ重視モデル ・OptiPlex:大企業向けデスクトップ。保守性や管理性を重視 ・Latitude:OptiPlexのノートPC版として位置付けられるビジネスノート ・Precision:CADや3DCGなどを想定したワークステーション |
旧シリーズは名前ごとにターゲットがはっきりしていた一方で、ラインナップが増えすぎたこともあり、2025年から大きな再編がされました。
と言っても直近までは上記の旧モデルが販売されていたので、市場ではまだまだ現役のモデルでもあるので名前を聞くかもしれないです。
現在販売中のDELL製品の中でも法人向け・ビジネス向けモデル&選び方
そして2025年以降の新シリーズの中でも、法人向け・ビジネス向けとしてリリーズされているモデルを見ていきましょう↓
現在販売中のDELL製品の中で、法人向け・ビジネス向けとして中心になるのは、
- ノートPCなら「Dell Proシリーズ」と「Dell Pro Maxシリーズ」
- デスクトップなら「Dell Pro系デスクトップ」と「Precisionワークステーション」
です。これらに、用途に応じて一部の「Dell Plus」や「XPS」がビジネス用途として加わるイメージです。
ひとえに「ビジネス向け」「法人向け」と言っても「ノートorデスクトップ」や「用途」に応じて以下のように分類できます↓
法人向け・ビジネス向けノートPCの分類
法人向けノートPCは、画面サイズと性能レベルで大きく3〜4段階に分けて考えると分かりやすくなります。
代表的な機種を表にまとめると、次のようなイメージです↓
【法人向け・ビジネス向けノートPCの分類一覧表】
| ノートPCの分類 | シリーズ/代表機種 | 主な用途 | 特徴 |
| 標準ビジネスノート | Dell Pro 14 ノートPC / Dell Pro 16 ノートPC | 一般的なオフィス業務、テレワーク | 14・16インチ、Core UltraやRyzen搭載、価格と性能のバランスが良い |
| メインストリーム上位 | Dell Pro 13 Plus / 14 Plus / 16 Plus | 営業・企画職、出張の多いビジネスパーソン | アルミボディ、薄型・狭額ベゼルで見た目もスタイリッシュ |
| 2-in-1ビジネスノート | Dell 14 Plus 2-in-1 ノートPC | プレゼンやペン入力、打ち合わせが多い仕事 | 画面が回転する2-in-1型。タブレットとしても使いやすい |
| 高性能ビジネスノート | Dell Pro Max 14 / Dell Pro Max 16 | 動画編集、画像加工、AI活用、開発業務 | 高性能CPUと大きめの冷却機構。パワーユーザー向け |
| ハイエンド一般向けだが業務でも人気 | XPS 13 ノートパソコン | 役員クラス、クリエイター、デザイン重視 | 高級感のあるデザインと高性能。法人でも導入例が多い |
たとえば、経理やバックオフィス中心の部署であればDell Pro 14 / 16が使いやすく、営業や管理職など「軽くて持ち歩きやすく、見た目も重視したい」場合はDell Pro Plusシリーズが候補になります。
動画制作やAIツールをがっつり使う部署なら、Dell Pro Max 14 / 16が向いています。以下のDELL公式ページでビジネスノートPCを確認できます↓
法人向け・ビジネス向けデスクトップPCの分類の分類
デスクトップは「本体の大きさ」と「パワー」の2つで分類すると整理しやすくなります。
現在販売中のモデルの中でも代表的なものを整理すると次の通りです↓
【法人向け・ビジネス向けデスクトップの分類一覧表】
| デスクトップ分類 | シリーズ/代表機種 | 本体タイプ | 主な用途 |
| 省スペース標準モデル | Dell Pro マイクロ デスクトップ / Dell Pro マイクロ Plus | マイクロ | 小規模オフィス、レジまわり、カウンターなど設置スペースが限られる場所 |
| 省スペース入門モデル | Dell スリム デスクトップ | スリム | コストを抑えて台数をそろえたい中小企業 |
| 標準スリムビジネス | Dell Pro スリム デスクトップ | スリム | 一般的な事務用PCとしてフロア全体に配備 |
| 高性能スリムビジネス | Dell Pro スリム Plus デスクトップ | スリム | 処理が少し重めな業務や、将来の拡張も見据えた部署 |
| 拡張性重視の標準タワー | Dell タワー デスクトップ | タワー | 拡張カードやストレージ増設などを見据えた部署 |
| 高性能タワーモデル | Dell タワー Plus / Dell Pro Max タワー T2 デスクトップ | タワー | 解析処理、軽めの動画編集、仮想環境などパワーが必要な業務 |
| モニター一体型ビジネス | Dell 24 オールインワン / Dell 27 オールインワン | オールインワン | 来客スペース、受付、教育現場など見た目も重視する環境 |
| 高性能ワークステーション | Precision 3680 タワー ワークステーション | タワー | 3DCAD、CG制作、4K動画編集などとても重い作業 |
マイクロやスリムは、省スペースで台数をそろえたいオフィスに向いています。たとえば、コールセンターやバックオフィスなど「同じPCをたくさん並べる」現場にぴったりです。
タワーモデルは、中の空間に余裕があり、あとからメモリやストレージを増やしたり、拡張カードを追加したりしやすい形です。社内にITに詳しい人がいて、少しずつパワーアップさせながら長く使いたい場合に役立ちます。
Precision 3680タワーのようなワークステーションは、一般的な事務用PCとは別物と考えてよいくらい高性能なモデルです。3D設計やCG制作、重い解析ソフトなどを使う部署向けで、必要な人は限られますが、そういった専門業務ではほぼ必須の存在になります。
法人・ビジネス向けPCを選ぶ目安
前述の通り、現在販売中のDELL製品の中で法人向け・ビジネス向けとされるモデルは、用途ごとに役割がはっきり分かれています。
ざっくりした目安としては次のように考えると選びやすくなるので参考にしてもらえればと思います↓
- 一般的な事務仕事が中心 → Dell Proシリーズ(ノート/デスクトップ)
- ワンランク上の使い心地やデザインも大事 → Dell Pro Plus / XPS 13
- 動画編集やAI処理などパワー重視 → Dell Pro Maxシリーズ / Precisionワークステーション
- 設置スペースが狭い → マイクロやスリム、オールインワン系
このように、名前だけを見ると分かりにくいDELLのラインナップも、「性能レベル」と「本体の大きさ・形」で分類して眺めると、自社や自分の仕事に合うモデルが見つけやすくなります。
もし現在DELLのPCの選び方で迷っているのであれば、以下のDELLの製品診断ページから4問の質問から選ぶだけで、向いているDELL製品を探すことが出来るので結構おすすめです↓
参考:きっと理想のPCが見つかる!Dell Technologies PC製品診断
| タイプ | 質問1 | 質問2 | 質問3 | 診断結果 |
| ノート | Microsoft 365の利用やWebブラウジング、オンライン会議を中心とした一般的な用途 (例:文書作成、メール送受信、インターネット検索、リモート会議など) |
リモートワーク (主に自宅やリモート環境) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Plus シリーズ ・Dell Pro Base シリーズ |
|
| ハイブリッドワーク (リモートワークと出社を組み合わせた働き方) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Plus シリーズ ・Dell Pro Base シリーズ |
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| オフィス出社 (主にオフィス勤務) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Plus シリーズ ・Dell Pro Base シリーズ |
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| オンライン会議や複数のタスクを同時に行う作業が多い場合 (例:ビデオ会議、データ入力と分析を並行して行う作業など) |
リモートワーク (主に自宅やリモート環境) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Plus シリーズ |
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| ハイブリッドワーク (リモートワークと出社を組み合わせた働き方) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Premium シリーズ ・Dell Pro Plus シリーズ |
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| オフィス出社 (主にオフィス勤務) |
PC – Dell Pro 世界No.1*のビジネス向けAI PCベンダーが提供する、薄型軽量で静音性と堅牢性に優れたプロフェッショナルレベルのノートパソコン ・Dell Pro Premium シリーズ ・Dell Pro Plus シリーズ |
|||
| CADソフトウェアや高度な計算能力を必要とする作業、または高度な動画編集を行う場合 (例:3Dモデリング、複雑なシミュレーション、プロフェッショナルな動画制作など) |
基本的なCAD作業や2Dグラフィックスの作成 (主に設計図の作成や簡易的な図面編集を行う作業) |
PC – Dell Pro Max 外出先でも卓越したパフォーマンスを発揮し、要求の厳しいタスクにもスムーズに対応できる究極のノートパソコン ・Dell Pro Max Base シリーズ |
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| 3Dモデリング、中規模のデータ解析、または一般的な動画編集 (立体的な設計やデータ分析、標準的な動画編集作業を行う場合) |
PC – Dell Pro Max 外出先でも卓越したパフォーマンスを発揮し、要求の厳しいタスクにもスムーズに対応できる究極のノートパソコン ・Dell Pro Max Premium シリーズ |
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| 高度なシミュレーション、機械学習、大規模データ解析、または4K動画編集 (高い処理能力を要する複雑な計算や高解像度映像の編集を伴う作業) |
PC – Dell Pro Max 外出先でも卓越したパフォーマンスを発揮し、要求の厳しいタスクにもスムーズに対応できる究極のノートパソコン ・Dell Pro Max Plus シリーズ |
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| デスクトップ | Microsoft 365の利用やWebブラウジング、オンライン会議を中心とした一般的な用途 (例:文書作成、メール送受信、インターネット検索、リモート会議など) |
設置スペースを最小限に抑えたい (場所を取らず、モニターの裏や机の下に取り付けたい) |
PC – Dell Pro 優れた適応性と卓越したパフォーマンスを提供し、ワークロードを最適化されたプロフェッショナル レベルのデスクトップ ・Dell Pro Micro シリーズ |
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| コンパクトかつデザイン性の高いモデルを希望 (机周りをすっきりと整えたい) |
PC – Dell Pro 優れた適応性と卓越したパフォーマンスを提供し、ワークロードを最適化されたプロフェッショナル レベルのデスクトップ ・Dell Pro AIO シリーズ |
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| 比較的コンパクトでありながら高性能なモデルを重視 | PC – Dell Pro 優れた適応性と卓越したパフォーマンスを提供し、ワークロードを最適化されたプロフェッショナル レベルのデスクトップ ・Dell Pro Slim シリーズ |
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| 軽めのグラフィック作業やソフトウェアの利用 (例:簡単な画像編集やデザイン、標準的な業務ソフトウェアの使用など) |
比較的コンパクトでありながら高性能なモデルを重視 | PC – Dell Pro 優れた適応性と卓越したパフォーマンスを提供し、ワークロードを最適化されたプロフェッショナル レベルのデスクトップ ・Dell Pro Slim シリーズ |
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| 最高のパフォーマンスと拡張性を重視 | PC – Dell Pro 優れた適応性と卓越したパフォーマンスを提供し、ワークロードを最適化されたプロフェッショナル レベルのデスクトップ ・Dell Pro Tower シリーズ |
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| CADソフトウェアや高度な計算を要する作業、または高度な動画編集 (例:3Dモデリング、複雑なデータ解析、高解像度映像の編集など) |
コンパクトさを重視 (設置スペースを節約し、省スペース性を優先したい) |
基本的なCAD作業や2Dグラフィック作成、最小限の大きさを重視 (例:簡単な設計図の作成、シンプルな図面編集、軽量で省スペースのデバイス) |
PC – Dell Pro Max 高性能CPU、プロフェッショナル向けGPU、超高速ストレージとメモリーを搭載し、要求の厳しいアプリケーションやAIワークロードに最適な最高峰のパフォーマンスを発揮するデスクトップ ・Dell Pro Max Micro シリーズ |
|
| 3Dモデリング、中規模のデータ解析、または動画編集など、比較的コンパクトかつ高性能なモデルを重視 (例:立体設計や映像制作、標準的なデータ処理に対応しながら、性能とサイズのバランス) |
PC – Dell Pro Max 高性能CPU、プロフェッショナル向けGPU、超高速ストレージとメモリーを搭載し、要求の厳しいアプリケーションやAIワークロードに最適な最高峰のパフォーマンスを発揮するデスクトップ ・Dell Pro Max Slim シリーズ |
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| 性能の高さを重視 (高い処理能力や作業の効率化を優先したい) |
3Dモデリング、中規模のデータ解析、または一般的な動画編集 (例:立体設計、標準的なデータ処理、通常の映像編集作業など) |
PC – Dell Pro Max 高性能CPU、プロフェッショナル向けGPU、超高速ストレージとメモリーを搭載し、要求の厳しいアプリケーションやAIワークロードに最適な最高峰のパフォーマンスを発揮するデスクトップ ・Dell Pro Max Slim シリーズ |
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| 最高のパフォーマンスを必要とする作業 (例:高度なシミュレーション、機械学習、大規模なデータ解析、4K以上の動画編集など、高度な処理能力を要する作業) |
PC – Dell Pro Max 高性能CPU、プロフェッショナル向けGPU、超高速ストレージとメモリーを搭載し、要求の厳しいアプリケーションやAIワークロードに最適な最高峰のパフォーマンスを発揮するデスクトップ ・Dell Pro Max T2 シリーズ |
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DELLの法人向けモデルと個人向けモデルの違い&ラインナップ
そもそも「個人向けPC」と「法人向けPC」の大きな違いは、「用途」と「前提としている運用の仕方」です。
個人向けPCは、次のような使い方を想定した構成になりがちです。
- 自宅でのネット閲覧、動画視聴、SNS、オンライン会議
- 趣味レベルの写真・動画編集、軽めのゲーム
- 家族で共用するケースも多い
そのため、メモリやストレージはやや多め、デザインはおしゃれ、動画編集やゲームに役立つアプリがプリインストールされていることもあります。
対して、法人向けPCはビジネス用途に特化しており、次のような前提で設計されます。
- Officeや業務アプリ、Web会議などを長時間安定して動かす
- 社内のIT部門が数十~数百台単位で一括管理する
- 故障時に迅速に復旧できるサポート体制を重視する
そのため、法人向けモデルは余計なソフトをほとんど入れず、Windows Proの搭載や、管理・セキュリティ機能、長期供給・長期サポートといった点が重視されます。
【法人向けモデルと個人向けモデルの違い・比較表】
| 比較項目 | 法人向けモデル (例:Dell Pro、Dell Pro Max、Vostro、Latitude など) |
個人向けモデル (例:Dell、Dell Plus、Inspiron、XPS など) |
| 想定ユーザー | 企業・個人事業主・団体・学校など | 一般家庭・学生・趣味利用の個人 |
| 主な用途: | 事務作業、テレワーク、業務アプリの利用 | ネット、動画視聴、写真整理、ライトなゲーム、学習用 |
| OSの種類: | Windows 11 Pro が中心 | Windows 11 Home が中心 |
| セキュリティ・管理機能: | ドメイン参加、BitLocker、リモート管理などを前提に設計 | 基本的なセキュリティ機能のみが中心 |
| デザイン・見た目: | 落ち着いたカラー(黒・グレー系)でオフィスに合う | シルバーや明るめの色、薄型など見た目やおしゃれさも重視 |
| 初期導入ソフト: | できるだけ少なく、業務用ソフトを後から入れやすい | 動画・写真・音楽系などのソフトや体験版が入っていることがある |
| グラフィック性能: | 必要最低限〜業務に必要な範囲で調整 | 動画編集や軽いゲームなども想定した構成が多い |
| 耐久性・長期運用: | 長時間使用・長期供給を意識。同型番を数年販売するモデルも多い | モデルチェンジが早く、同じ型番は短期間で切り替わることが多い |
| 保証・サポート: | ProSupport / ProSupport Plus など、24時間365日のサポートが選べる | 個人向け標準保証が中心。手厚いサポートはオプションになることが多い |
| 故障時の対応: | 翌営業日のオンサイト修理(出張修理)などを選べる | 宅配修理が中心で、オンサイトは選べない場合もある |
| 価格の考え方: | 「運用コスト」として長期視点。サポート込みの価格設定 | 「1台いくら」での初期費用重視。見た目や機能で選びやすい |
| カスタマイズ性: | メモリやストレージ、OS、保守プランなどを細かく選べるモデルが多い | 色やCPU程度の変更にとどまることも多い |
| 購入窓口: | 法人向けオンラインサイト、営業担当経由 | 個人向けオンラインサイト、家電量販店など |
ゲーミングPCをクリエイティブ用途に使うのはどう?
DELLのラインナップの中では、AlienwareなどのゲーミングPCもグラフィック性能が高く動画編集や3DCGにも向いているため法人向けPC選びの比較対象になりがちです。(私もゲーミングPCを動画編集や生成AIに活用しています)
ただし、ゲーミングPCと法人向けPCでは、設計思想が少し異なります。
ゲーミングPC(Alienwareや一部Dell Gなど)と法人向けPC(Dell Pro / Pro Maxなど)は以下のような違いがあります↓
【ゲーミングPC】
- グラフィック性能と冷却性能を最優先
- RGBライティングや大胆なデザイン
- フレームレートの安定性などゲーム特化のチューニング
【法人ビジネス向けPC】
- 安定稼働とセキュリティ、管理性を優先
- シンプルで落ち着いたデザイン
- ビジネスアプリやクリエイティブソフトの動作確認・認証
クリエイティブ用途であっても、企業として導入する場合は、サポートや長期供給を重視してDell Pro Maxなどの法人向けモバイルワークステーションを選ぶケースが増えています。
今ビジネス向けモデルに使えるDELLのセール&クーポン&プログラム情報
DELLでは個人向け・ビジネス向けに向けて様々なお得なセールや割引クーポンを配布していることが多く、時期によって様々なキャンペーンが実施されているで、いざ購入する際にはしっかりと確認しておきたいです💰
- DELLの大型セールを狙う&安く買えるタイミング
- 法人限定クーポンや法人提携割引プログラム
- ダイナースクラブポイントモールでポイント二重取り
- Dellアンバサダーやモニタープログラム
- 法人向け貸し出し(デルリース)やイベントプログラム
➀ DELLの大型セールを狙う&安く買えるタイミング
DELLの法人向けPCを少しでも安く導入したい場合、割引率が高い公式オンラインストアで実施される期間限定大型セールの流れを押さえておくことがポイントになります。
おおまかなDELL公式ストアで実施の期間限定大型セールの年間サイクルは次の通りです↓
- 3月:年度末・決算セール、新生活応援セール
- 7月:夏のボーナスシーズンのサマーセール
- 9月:中間決算に合わせたセール
- 11月:ブラックフライデーセール
- 12月:ウインターセール、年末年始セール
特に、ブラックフライデー前後は割引率が高く、ビジネス向けノートやデスクトップでも20~25%前後の割引が付くモデルが少なくありません。

実際2025年12月時点では、Dell 14 Plus 2-in-1やDell 14 Plusノートパソコン、XPS 13などで20%台半ばの値引きを実施していました。

一方、3月や9月の決算期も、在庫圧縮や売上目標達成のために値引きが強くなることが多いタイミングです。新生活需要が重なる3月は、法人・教育向けを中心に構成違いのモデルが数多く並ぶ傾向がありますし、年に一度のDELL祭りが開催される事もありました↓

「絶対にこのタイミングでしか買わない」と構えるよりも、購入予定時期の前後1~2週間で価格の動きをチェックし「ブラックフライデーや決算セールに重なればラッキー」くらいの感覚で見ると導入計画が立てやすくなるのでお勧めです🎵
➁ 法人限定クーポンや法人提携割引プログラムが存在する
DELL 法人向けPCでは、通常のセール価格に加えて、法人向け限定のクーポンや提携プログラムによる割引が用意されおり、『Dell Business Partnerships(Dell中小企業支援パートナーシッププログラム)』が代表的です。

このプログラムに加盟している団体や協同組合の会員企業などは、専用の登録コードを使ってマイアカウントでメンバー認証を行うだけで、対象製品のカートに自動的に特別割引が適用される特典が使えます。
【Dell Business Partnershipsのメリット一覧】
| メンバー限定の特別割引: | ・対象製品をカートに入れると、自動的に割引が適用される仕組み ・クーポンコードの入力が不要で、オンラインでの購入体験がシンプル |
| Dell Rewardsとの連携: | ・新規アカウント作成+Dell Rewards登録でポイントが付与される ・購入金額の数%がポイントとして還元され、次回以降の購入に使える |
| 専任アドバイザーによるサポート: | ・専任のビジネステクノロジーアドバイザーが、IT環境の計画から拡張まで相談に乗ってくれる |
特に価格面で関わってくる割引面を見てみると、Dell Business Partnershipsの割引率の目安としては次のような区分があります↓(内容は時期やキャンペーンにより変わる可能性があります)
【Dell Business Partnershipsの対象モデル&割引率の目安一覧表】
| タイプ | モデル名 | 割引率 |
| ノートPC | Dell / Dell Plus / Inspiron / XPS / Alienware | 5%OFF |
| Dell Pro / Dell Pro Max / Latitude / Precision: | 10%OFF | |
| デスクトップPC | Dell / Dell Plus / Alienware | 5%OFF |
| Dell Pro / Dell Pro Max / OptiPlex / Precision | 10%OFF | |
| モニターや周辺機器 | モニター各シリーズ | 10%OFF |
| 周辺機器(自社製中心) | 25%OFF |
既にセールで値引きされている製品にも適用できるケースがあり、結果として「セール価格×パートナー割引」という二重のメリットを享受できることがあります。
参考:Dell Business Partnerships(DELL公式サイト)
➂ ダイナースクラブポイントモールを活用する
法人カードやビジネスカードを利用してPCを購入する場合、カード会社のポイントモール経由でDell 法人向けサイトにアクセスすると、さらにポイント還元を上乗せできる場合があります。
還元率2%でDELLの取扱いが確認できています↓

時期によってダイナースクラブポイントモールでの還元率やそもそもの取扱いの有無は変動する可能性はありますが、現時点ではDell(法人向け)が特典対象となっており、商品代金(税・送料を除く)の2.0%相当のボーナスポイントが受けられます。
ボーナスポイントは5,000円単位で加算され、キャッシュバックは5,000円未満でも適用可能です。(法人向けだけでなく個人向けもあります)
参考:
Dell(法人向け)-ダイナースクラブ ポイントモール
Dell(個人向け)-ダイナースクラブ ポイントモール
例えば、Dell Pro 14ノートパソコンを約12万円で購入した場合、ダイナースクラブ側で2,000円強相当のポイント、DELL公式のセールや法人向け割引と組み合わせると、実質負担額をさらに抑えられます。
法人カードをすでに利用している企業や個人事業主であれば、DELL 法人向けPCの導入時はポイントモール経由を一度検討しておく価値があります。
➃ Dellアンバサダーとモニタープログラム
DELLには、法人・個人を問わず製品のファンを増やすための取り組みとして『DELLアンバサダープログラム』が用意されています。

DELLアンバサダーに登録すると次のような特典があります↓
【DELLアンバサダープログラムの内容一覧】
| 最新のDELL製品を約1か月間無料で体験: | ・高性能AI PCやハイエンドモニターなど、注目製品をモニター利用できる ・体験後はブログやSNSでの感想発信が条件になる場合が多い |
| 新製品発表会や体験イベントへの招待: | ・たとえば、2025年6月にはAI PC体験会がホテルで開催され、アンバサダーが招待されている事例があります |
| アンバサダー限定の特別割引: | ・PC本体だけでなく、モニターや周辺機器にも使えるクーポンが提供される |
法人担当者や情シス担当であっても、個人としてアンバサダーに登録しておくことで、新しいDELL 法人向けPCやモニターのトレンドをいち早く体験できるメリットがあります。
➄ 法人向け貸し出し(デルリース)やイベントプログラム
DELLdでは法人向けにPC本体の販売だけでなく導入検討やユーザー向け説明に役立つさまざまなプログラムも提供しています。
【他にもDELLが法人・ビジネス向けに提供しているプログラム一覧】
| 製品貸し出しプログラム: | ・Dell Client製品を一定期間貸し出し、実際の業務環境でテストできる ・導入前にキーボードの打鍵感や画面の見やすさ、騒音などを確認したい場合に便利 |
| Dell Technologies Festa: | ・ユーザー企業に出向く出張型の製品展示会 ・社内イベントとしてDELL製品の体験ブースを設置し、従業員への周知を行うことが可能 |
| Client Solution & AI Lab: | ・大手町オフィス内に設置された法人向けショールーム ・最新のビジネス向けPCやAIソリューションをまとめて体感できる場として活用できる |
さらに、導入事例として紹介されているコアコンセプト・テクノロジーのように、TechDirectとSupportAssist、Windows Autopilotなどを組み合わせてキッティング作業を効率化し、PC管理の手間を大きく減らしている企業もあります。
こうした事例は、DELL 法人向けPCを導入する際の具体的なイメージづくりに役立ちます。
個人や個人事業主でも法人向けパソコンは買えるのか
DELL 法人向けPCという言葉を見ると、「会社じゃないと買えないのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。
DELLの法人窓口では、法人の定義に厳格な資本金や従業員数の条件は設けていないため、個人事業主やフリーランスでも法人向けとして購入できます。注文フォームで会社名の入力が求められた場合でも、個人事業主であれば屋号や姓名を入力して問題ありません。
また、実際には「職場で使うPCを個人で立て替え購入し、あとで経費精算する」「フリーランスだが将来の拡張を見越して法人向けを選ぶ」といったケースも多く見られます。(いずれも法人窓口からの購入が可能)
個人事業主が法人向けのDELL製品やプログラムを選択するメリット
個人事業主がDELLの法人向けPCを選ぶメリットは、価格だけでなく運用面にもあります。
- 長期運用を前提とした設計:同じ型番を数年にわたり供給してくれるため、買い増しや買い替え時も環境を揃えやすい
- Windows 11 Pro標準搭載:リモートデスクトップやBitLockerなど、業務用に便利な機能をすぐに利用できる
- ProSupport / ProSupport Plusが選べる:24時間365日のサポート窓口や翌営業日のオンサイト修理など、仕事への影響を最小限に抑えやすい
- 割引プログラムやセールとの相性:Dell Business Partnerships経由の特別割引やカード会社のポイントモールやセールとの併用が狙える
個人事業主は自分が「一人会社のIT担当」でもあるため、トラブルが起きた際にすぐ頼れるサポートと、安定したハードウェアの組み合わせは大きな安心材料になります。(使う時間が長い場合は特にメリットが高いです)
個人利用でチェックしたい注意点
一方で、個人や個人事業主がDELL 法人向けPCを購入する際には、いくつか確認しておきたいポイントもあるので頭の隅に入れておいて欲しいです↓
【★タイトル一覧表】
| 分割払いや個人向けローン: | ・法人窓口経由では個人向けのショッピングクレジットが利用できない場合があります ・カード一括払い・リボ・法人カード決済など、自分の支払い手段と合うかを事前に確認しておくと安心です |
| 返品・キャンセルポリシー: | ・法人向けの購入条件は、個人向けと比べて返品条件が異なったり厳しい場合があるので要チェックです ・特にカスタマイズモデルは注文確定後の変更が難しいため、構成をよく確認してから注文しましょう |
| エンタメ用途のソフトや機能: | ・法人向けモデルは余計なソフトを省いているため、「写真編集ソフトが初めから入っているほうがいい」といったニーズには合わないことがあります ・必要なソフトは自分で導入する前提で考えておくとミスマッチを防ぎやすくなります |
これらを踏まえたうえで、自分の働き方&予算に合っていれば、個人でもDELLの法人向けPCやプログラムの利用を選択肢に入れる価値は十分にあります。




