PS5 Pro(プレイステーション5 Pro)は今買うべき?それとも待つべき?
2020年にPS5(プレイステーション5)が発売されて早4年経ちますが、2024年11月7日(木)にプレイステーション5 Proが発売に!
PS5 Proの価格はなんと11万9980円(税込)で発売日は2024年11月7日(木)&予約開始は日本では9月30日(月)10:00より順次受付開始されています。
参考:PlayStation 5 Pro(SONY公式ストア)
だた、PS5Proは定価11万9980円(税込)という家庭用ゲーム機としては強気な価格設定でも話題になっていますが、今現在PS5Pro専用のタイトルは発表も発売もされていません。
普通にゲームをするならPS5で充分なので「より美しくて迫力のある快適なゲーム体験をしたい」という人向けのモデルという位置付けです。
PS5(無印)とPS5 Proの違いは何?性能比較
約12万円というPS5 Proの価格に注目が集まりますが、まずPS5(無印)とPS5 Proの性能の違いがどの程度なのかを以下の表にまとめたので比較していきます↓
【PS5(無印)とPS5 Proの性能比較表】
性能比較表 | PS5(無印) | PS5 Pro |
本体見た目: | ||
定価: | 7万9980円(税込) 499.99ドル |
11万9980円(税込) 699.99ドル |
CPU: | AMD Zen 2 8コア | ?(未発表) |
GPU: | AMD RDNA2 | ・コンピュートユニット数67%増加 ・レンダリング速度が最大45%向上 ・GPUメモリ28%高速化 |
ストレージ: | 1TB SSD | 2TB SSD |
レイトレーシング: | ○(対応) | ◎(対PS5で2~3倍高速化) |
解像度: | 最大4K | 最大8K |
最大フレームレート: | 最大120fps | 最大120fps |
PS5 Proはグラフィック性能の大幅な向上
PS5 Proは、PS5(無印)と比較してグラフィック性能が大きく進化しています。
さらなるゲーム体験の高みへ
PlayStation 5 Proは、アドバンスドレイトレーシング、4K対応テレビにおけるシャープでクリアな映像、高フレームレートでのゲームプレイなどの機能を搭載。世界のゲームクリエイターたちは、PS5 Proによりゲームをさらに高次元の体験へと導きます。
PS5 Proには、コンピュートユニット数が67%増加したGPUが搭載され、レンダリング速度が最大45%向上しました。
これにより、より滑らかな映像表現が可能で、特に高解像度ゲームや映像のディテールが求められるタイトルでは、PS5 Proの方が圧倒的に優れたパフォーマンスを発揮します。
また、PS5 Proは8K解像度や改良されたレイトレーシング機能に対応しており、光の反射や影の描写がよりリアルになります。これに対し、PS5(無印)は4K解像度までの対応にとどまり、レイトレーシングの速度もPS5 Proほど高速ではありません。
フレームレートの向上によるゲーム体験の違い
PS5 Proではフレームレートが大幅に向上しています。
どちらも表では最大フレームレートは120fpsとなっていますがあくまで最大です。実際にはPS5は4K画質で60fps(フレーム毎秒)を出すことができるものの、シーンによってはフレームレートが低下しゲームプレイがカクつくことがあります。
対してPS5 Proはさらに安定したパフォーマンスを実現し最大120fpsを出すことが可能です。
これにより、特にアクションやFPSゲームではより滑らかな動きでゲームを楽しむことができ、反応速度や操作感も格段に向上します。
ストレージと処理速度の違い
PS5 Proはストレージ容量が2TBとなり、PS5の825GBに比べて大幅に増加しています。これにより、より多くのゲームをダウンロードして保存できるため、容量不足の心配が少なくなります。
またストレージの速度も向上しており、ゲームのロード時間やインストール時間も短縮されることが期待できます。
一方、PS5(無印)でも高速SSDを搭載しているため、ロード時間は十分に短いですが、容量面での制約が出ることがあります。特に、大作ゲームを複数インストールする場合にはストレージの空き容量のストレスレスなのは嬉しいです。
性能面では価格相応の価値がある
PS5 Proの価格は約12万円と高額ですが、通常のPS5(無印)も約8万円はする=PS5Proとの差額は4万円です。
この差額4万円と前述した違いを天秤にかけると、割と悪くないとも言えますね。
【PS5のモデル別価格比較】
モデル | 価格 |
PS5(通常版): | 7万9980円(税込)/499.99ドル |
PS5(デジタル・エディション) | 7万2980円(税込)/449.99ドル |
PS5 Pro | 11万9980円(税込)/699.99ドル |
特にグラフィック面での進化は著しく、通常のPS5に比べてGPUの処理能力が大幅に向上しています。
また、レイトレーシングのパフォーマンスが2〜3倍に改善され、4Kゲームでより滑らかなフレームレートが維持される点も評価に値します。
ゲーム体験を重視し、高画質で快適にプレイしたいユーザーにとって、この価格設定は納得できるものです。
PS5 Proのメリットと買うべき人の特徴
という事で、ここまででPS5(無印)とPS5 Proの差がお分かり頂けたと思いますので、ここからは「PS5 Proを買うべき人」「待つべき人」について、その判断基準を解説していきます。
PS5 Proを購入する最大のメリットは、現行のPS5と比べて大幅に向上したグラフィック性能とフレームレートです。
PS5 Proでは、より鮮明でリアルな映像表現が可能になり、ゲームのプレイ体験が一段と向上します。レイトレーシング技術の進化により、光や影の表現がより自然になり、ゲーム内の世界がよりリアルに感じられるでしょう。
また、PS5 Proは8K対応やストレージの拡張も行われており、これにより大容量のゲームをダウンロードしても余裕があるのが特徴です。特に最新ゲームを最高画質で楽しみたい、将来的なゲームの要求スペックに備えたい方にとっては、PS5 Proを購入する価値があります。
このような理由から、PS5 Proを買うべき人は、以下の特徴に当てはまる方です。
- 最高の映像美を求めるゲーマー
- 将来のゲームに備えたい方
- より高性能なゲーム機をすぐに手に入れたい早期導入派の人
PS5 Proのデメリットと待つべき人の特徴
一方で、PS5 Proにもいくつかのデメリットがあります。最大のデメリットは何と言っても価格が高いことでしょう。
PS5 Proは通常のPS5と比べて高額であり、家庭用ゲーム機としては手が届きにくいと感じる人も多いでしょう。さらに、現時点でPS5 Pro専用のゲームはなく、PS5でも十分にゲームを楽しめる場合がほとんどです。そのため、特にグラフィックや性能に強いこだわりがない場合は、無理してPS5 Proを購入する必要はないかもしれません。
また、発売直後のモデルには、初期不良や不具合が発生する可能性もあります。この点を考慮すると、少し様子を見てから購入を検討するのも賢明です。
これらの理由から、PS5 Proを待つべき人の特徴としては以下のものがあります。
- 予算に余裕がなく、コストパフォーマンスを重視する方
- 現行のPS5で十分に満足している方
- 初期不良や不具合を避けたい方
PS5 Proの定価約12万円は高すぎる?正直な巷の意見
PS5 Proの価格が税込11万9980円という発表を受けて、多くのユーザーが「高すぎる」と感じているのは事実です。
特に、PS5自体が既に高額で通常モデルが7万円台ということもあり、約12万円という価格には驚きを隠せない人が多いようです。
PS5プロ、12万円か〜。
ちょっと厳しいな。
ソニーファーストタイトルはPCで出るだろうし、CSはxboxとSwitchで十分かな。— masa nomura (@masanomura3) September 11, 2024
値段高すぎて話題になってるけど、忘れちゃいかんのはこれがPS5 Proってことよね
ゲームが好きで、プレステが好きって人のための高級品なのよ
SwitchとPS5とPS5 Proを並べて高すぎるって話してるのは
カローラとクラウンとLS(レクサス)並べてLS高すぎって言ってる感じがする— シグレア (@Sigrare_) September 11, 2024
家庭用ゲーム機としては破格の値段で、これまでのPlayStationシリーズと比較しても、価格の上昇幅が大きいことが批判の一因となっています。
価格が上がっている背景には、円安や部品の高騰、さらにPS5 Proの性能向上があるため、一定の理由はありますが、それでも多くの消費者にとっては「手が届きにくい」と感じられているようです。
73.6%が高すぎると感じているというアンケート結果も
実際にPS5 Proの価格に対しての巷の総評を知るために、IGN USが「PS5 Proの価格が高いと思うか?」という読者アンケートの実施した結果によると、2024年10月時点で73%が「高すぎる」と回答しています↓
【PS5Proは高いと感じるかについてのアンケート結果】
It’s way too expensive | 73.0% |
It’s a little too expensive | 19.4% |
Sounds about right | 5.5% |
I thought it would cost a bit more | 0.4% |
I thought it would be way more | 0.5% |
情報源:Poll: Is the PlayStation 5 Pro Too Expensive?(IGN US)
iPhoneも値上がりで10万円を超えてからシェアが年々下がっているので、高額化はプレステ離れに繋がりそうで心配です。
PS5 ProとゲーミングPCならどっちがいいか論争
またPS5 Proの価格が10万円超と従来の家庭用ゲーム機としては異例という事で、「もうそこまで払うならゲーミングPCを買った方がいいんじゃないか」という考えになるのも頷けます。
PS5、12万円ってマジか。ゲーミングPC買った方がいいのでは?
— toshi@女だらけの銀雪大会 (@excellency__) September 11, 2024
という事でPS5 ProとゲーミングPCを比較してみました↓
PS5 ProのスペックはゲーミングPCに近い性能
PS5 Proは、従来のPS5に比べてグラフィック性能や処理速度が大幅に向上しており、ゲーミングPCと比較しても遜色ないスペックを持っています。具体的には、レイトレーシング機能の強化、フレームレートの向上、そして高解像度の映像処理が特徴です。特にPS5 Proは、ゲーム専用機として作られているため、ゲームに最適化された環境でスムーズな動作を提供します。
また、GPU性能は、ゲーミングPCで使用される中級~高級グラフィックカードに匹敵するとされており、映像美やゲームの動作に関しては非常に優れています。
ゲーミングPCの方が自由度は高いが価格も上がる
一方、ゲーミングPCはそのカスタマイズ性が最大の強みです。PS5 Proと比較しても、自由にパーツを交換することで、性能をさらに上げることが可能です。特に高性能なゲーミングPCは、最新のグラフィックカードやプロセッサを搭載すれば、PS5 Proよりも高いスペックを実現できます。
たとえば、RTX40シリーズなどの最新GPUを搭載したゲーミングPCであれば、4K以上の高解像度で、安定したフレームレートを維持しつつ、最高画質でゲームを楽しむことができます。
ただし、このような高性能ゲーミングPCを手に入れるには、最低でも20万円以上の予算が必要になることが多く、PS5 Proよりも高額です。
結論:コスパを求めるならPS5 Pro、性能を重視するならゲーミングPC
最終的に、PS5 ProとゲーミングPCのどちらを選ぶかは、あなたの予算と目的に依存します。PS5 Proは約12万円で手に入るゲーム専用機としては非常に高い性能を持っており、ゲーム専用機ならではのコスパの良さが魅力です。
一方で、予算に余裕がありゲーム以外の用途でも使いたい、または将来的にパーツをアップグレードして長く使いたいと考えるなら、ゲーミングPCの方が良い選択肢になるでしょう。
つまり、ゲームを中心に考えるならPS5 Proが手軽で優れた選択ですが、より自由度の高いゲーム環境を構築したい方にはゲーミングPCがおすすめです。