現在Appleが発売しているiPadモデルは「無印」「Pro」「mini」「Air」の4種類がありますが、特に違いが分かりにくいのが「iPad Airと無印iPadの違い」ではないでしょうか?
実は私もAirと無印の両方とも過去に使ったことがあるのですが、正直あまり違いを把握できてない… という事で今回はiPad Airと無印iPadの違いについて調べてみました🎵
無印iPadって何?どういう意味?
ここに補足が必要なのか分かりませんが一応。
“無印iPad”という言葉を耳にすることがありますが、これは「iPad」という名称のみを持つApple製のタブレットを指します。
現在Appleでは「iPad」「iPad Pro」「iPad Air」「iPad mini」という4種類のiPadモデルを販売していますが、単に「iPad」と名付けられたモデルが存在するため、iPad全体を差す言葉との区別のために「無印iPad」と呼ばれることがあります。
この”無印iPad”は特にiPadシリーズの中で基本となるモデルとなっており、価格面でも他のモデルに比べて手頃な価格設定になっています。
そのため、iPad初心者や子供の学習用途、または予算を抑えたいユーザーにおすすめなモデルです。
無印iPadはそのシンプルさから、iPadの入門モデルとも位置づけられています。機能的に必要最低限のものが備わっており、多くの人にとって使いやすいデバイスと言えますね。
ちなみに”無印”という表現はAppleの正式な名称ではありませんが、同じApple製品のiPhoneでも同じようにPro版やmini版と区別するために無印版と呼ばれたりします。
iPad Airと無印の4つ違い
今回比較するのは2024年時点でAppleで販売しているiPad Air(第5世代)と無印iPad(第10世代)の違いについてで、主に以下のような違いがあります↓
- 性能面:無印よりAirの方が高性能なCPU(M1チップ)を搭載
- デザイン面:無印よりAirの方がフルスクリーンで薄く軽量
- 対応アクセサリ:AirはApple Pencil 第2世代に対応(無印は第1世代まで)
- 価格面:無印よりAirの方が高価(24,000円の価格差)
という事で、iPad Air(第5世代)と無印iPad(第10世代)の違いを「性能」「デザイン」「対応アクセサリ」「価格」の4つの面で比較してみました↓
性能面:無印よりAirの方が高性能なCPU(M1チップ)を搭載
まず、性能面では、iPad AirがAppleのM1チップを搭載しており、これにより非常に高速な処理能力を持っています。
このM1チップはMacBookにも使用されているもので、複雑なタスクやプロフェッショナルな作業にも向いています。
一方で無印iPadはA14 Bionicチップを使用しており、日常的な使用には十分な性能を提供しますが、高度な処理には限界があります。
デザイン面:無印よりAirの方がフルスクリーンで薄く軽量
デザイン面ではiPad AirはiPad Proに似たフルスクリーンデザインを持ち、非常に薄く軽量です。
対して無印iPadは少し厚みがあり、画面の周りにはより多くのベゼルが存在します。これにより、持ち運びやすさや使いやすさにも若干の差があります。
対応アクセサリ:AirはApple Pencil(第2世代)に対応(無印は第1世代まで)
対応アクセサリについては、iPad Airは「第2世代のApple Pencil」と「Magic Keyboard」に対応しており、これによりより高度な作業が可能になります。
対して無印iPadは第1世代のApple Pencilのみ対応しており、アクセサリの選択肢が限られます。
価格面:無印よりAirの方が高価(24,000円の価格差)
最後に気になる価格面ですが、iPad Airは無印iPadよりも価格設定が高く、Apple定価で24,000円(税込)の差があります。
この価格差は上記のような性能差やデザイン、対応アクセサリの違いから生じていますが、この2万4千円と前述した処理能力や画面の見やすさや軽さ、対応アクセサリの違いを天秤にかけてどうなのかで判断しましょう。
iPad 無印とiPad Airはどう違う?外観やスペックを徹底比較
という事でより詳細にiPad Air(第5世代)と無印iPad(第10世代)の外観やスペックなどを比較して表にまとめてみました↓
【Apple販売中のiPadモデルのスペック&外観比較(無印/Air)】
モデル | iPad(無印/第10世代) | iPad(無印/第9世代) | iPad Air(第5世代) |
見た目: | |||
発売日: | 2022年10月26日 | 2021年9月24日 | 2022年3月18日 |
Apple定価: | 64GB:68,800円(税込)~ ・256GB:92,800円(税込)~ |
・64GB:49,800円(税込)~ ・256GB:71,800円(税込)~ |
・64GB:92,800円(税込)~ ・256GB:116,800円(税込)~ |
ネットワーク接続: | ・WiーFiモデル:68,800円~ ・Wi-Fi+セルラー:92,800円~ |
・WiーFiモデル:49,800円~ ・Wi-Fi+セルラー:69,800円~ |
・WiーFiモデル:92,800円~ ・Wi-Fi+セルラー:116,800円~ |
カラー: | ・ブルー ・ピンク ・イエロー ・シルバー |
・スペースグレイ ・シルバー |
・スペースグレイ ・ブルー ・ピンク ・パープル ・スターライト |
ディスプレイ: | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
10.2インチ Retinaディスプレイ |
10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
CPU: | A14 Bionicチップ | A13 Bionicチップ | M1チップ |
カメラ: | 12MP広角カメラ | 8MP広角カメラ | 12MP広角カメラ |
端子: | USB-Cコネクタ | Lightningコネクタ | USB-Cコネクタ |
生体認証: | トップボタンにTouch IDを搭載 | ホームボタンにTouch IDを搭載 | トップボタンにTouch IDを搭載 |
5G対応: | 5G/4G | 4G | 5G/4G |
Apple Pencil | ・Apple Pencil(USB-C)に対応 ・Apple Pencil(第1世代)に対応 |
・Apple Pencil(第1世代)に対応 | ・Apple Pencil(第2世代)に対応 ・Apple Pencil(USB-C)に対応 |
キーボード: | Magic Keyboard Folioに対応 | Smart Keyboardに対応 | ・Magic Keyboardに対応 ・Smart Keyboard Folioに対応 |
本体サイズ: | 高248.6 mm×幅179.5 mm×7 mm | 高250.6 mm×幅174.1 mm×7.5 mm | 高247.6 mm×幅178.5 mm×6.1 mm |
重量: | ・Wi-Fiモデル:477 g ・Wi-Fi + Cellularモデル:481 g |
・Wi-Fiモデル:487 g ・Wi-Fi + Cellularモデル:498 g |
・Wi-Fiモデル:461 g ・Wi-Fi + Cellularモデル:462 g |
SIMカード: | ・nano-SIM ・eSIM |
・nano-SIM ・eSIM |
・nano-SIM ・eSIM |
バッテリー容量: | 7,606 mAh | 8,757mAh | 7,606 mAh |
センサー: | ・Touch ID ・3軸ジャイロ ・加速度センサー ・環境光センサー ・気圧計 |
・Touch ID ・3軸ジャイロ ・加速度センサー ・環境光センサー ・気圧計 |
・Touch ID ・3軸ジャイロ ・加速度センサー ・環境光センサー ・気圧計 |
iPad Airが向いているのはこんな人!
という事でざっくりiPad Airと無印iPadの違いが理解頂けたかと思いますが、正直な所そこまで大きな差がある訳ではありません。
iPad Airが向いている人:iPadの持ち運びが多い人
iPad Airはその薄さと軽さから、頻繁に外出する人や移動中にiPadを使用したい人に向いているモデルと言えます。
このモデルは本体重量が約460gと無印iPadよりも16G(セルラーモデルは19g)程軽いので、大きく違う訳ではありませんが、一日中持ち歩いても若干疲れにくいというメリットはあります。
たとえば、営業職の方や外勤が多い職業の人々が顧客とのミーティングでプレゼンテーションを行うなどでは便利です。また、カフェで仕事をするフリーランサーや学生が授業で使うケースや図書館でのノート取りに使用する際にも、その携帯性で多少負担が減るかもしれません。
iPad Airが向いている人:iPadで
特にiPad Airが向いている人は、コスパを重視しながらも、同時にある程度の高性能を求める人たちです。
例えば、中規模の画像編集、軽いビデオ編集、複数のアプリを同時に快適に使いたいと考えるビジネスユーザーや創作活動を行う人には、プロモデルに比べて手頃な価格でありながら、高性能を享受できるのでお勧めできます。
特にiPad Air(第5世代)はApple Pencil(第2世代)に対応しているのが無印で出来ない部分ですからね。
ただ、最高レベルのプロセッサーやカメラ性能、特別な機能を求めるプロフェッショナルユーザーや、重いゲームや複雑なグラフィックデザインなど、処理能力を極限まで求める使用を考えている人々は、iPad Airよりも高性能なiPad Proシリーズの方をお勧めします。
結論:殆どの人にとって、無印iPadで問題なし
という事で、「前述したような違いに対して24,000円多く払う価値があるかどうか」という点でiPad Airか無印iPadかを選びましょう。
逆に上記に当てはまらない人や、予算を最小限に抑えたい場合や、非常に基本的な使用に限定したいユーザーにとっては、無印iPadで充分というのが結論です。
私も両方使っていてあまり違いを感じられませんでしたので。