原神はノートパソコンだと壊れるか試した結果 最低&推奨スペックとお勧めモデル

原神のゲームプレイのワンシーン_戦闘シーン

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原神をノートパソコンで遊べる?注意点

原神と言えば、無限に広がる壮大なで美しい世界や激しくカッコいいバトルエフェクトでセルランでも上位の人気ゲームとして有名ですね。

原神のゲームプレイのワンシーン

原神はiPhoneやAndroidでもプレイできますが、PlayStation4・5やWindows版でも遊ぶことが可能です。特にWindows版もあるのでよりグラフィック的に映えるPCでプレイしたいという人も多いと思います。

原神はPS5、PS4、Windows、iOS、Androidでプレイ可能
参考:ダウンロード(原神公式)

原神をパソコンでプレイするにはある程度のGPUが必要

結論から述べると、原神のPC版はノートパソコンでも遊べますが、遊ぶ際にはいくつかの注意点が必要です。

特に、PC版(Windows版)の原神をプレイするためにはグラフィック処理能力が必須となるので、グラフィックボード(グラボ)がほぼ必須となります。

特にノートパソコンで原神をプレイしようと考えているならば、Win版原神は他のPCゲームと比較して要求GPUは低い部類なので最低限のグラボでも充分ではありますが、標準で内蔵されているグラフィックス(グラボなし)ではかなりプレイは厳しいです。(後述しますが最低画質まで落として散策でカクカクなレベル)

低スペックなノートPCの場合、冷却不十分で過熱で破損する可能性も

また、ノートパソコンがゲームプレイ中に壊れる可能性についてですが、これは最も深刻な問題かもしれません。

これは通常、適切なスペックの機器を使用していれば心配ありませんが、ノートパソコンの冷却システムが不十分で熱が適切に逃げない場合、過熱によって内部コンポーネントが損傷する可能性があります。

ページ後半でWindows版の原神をグラボなしのノートPCでできるか試していますが、ノートPCから大きな音とかなりの排熱が続き、PC本体に大きな負荷が掛かっている事が確認できました。(長時間プレイはまず厳しい)

これを避けるために、冷却パッドの使用やプレイ時間を短くするなどの工夫は出来ますが、そもそも一般的なノートパソコンではWindows版の原神をプレイするのは全くお勧めできません。

特に広大な世界をほぼ無限に探索できる作品で長時間のゲームプレイになりがちな作品なので、高負荷状態を避けるためにもしっかりとしたゲーミング専用のパソコン選びをした方がいいです。

原神をプレイするためにノートパソコンに必要なスペックや動作環境

原神のPC版をプレイするために必要な最低スペックと推奨スペックに関しては、原神を提供しているhoyoverse公式ページに以下のように記載されていました↓

▌PCで原神をプレイするための最低スペック

システム: Windows 7 SP1 64-bit、Windows 8.1 64-bit、またはWindows 10 64-bit
CPU: Intel® Core™ i5(第4世代)または同等の性能を持つもの
RAM: 8GB
単体GPU: NVIDIA® GeForce® GT 1030または同等の性能を持つもの
内蔵GPU: intel® UHD630 または同等の性能を持つもの
DirectXバージョン: 11
初回インストールに
必要なストレージ容量:
150GB以上の空き容量が必要
通常ストレージ容量: 100GB以上の空き容量が必要

情報源:推奨及び対応可能デバイスについて | 原神(hoyoverse)公式サイト

▌PCで原神をプレイするための推奨デバイス

システム: Windows 10 64-bit、またはWindows 11 64-bit
CPU: Intel® Core™ i7(第7世代)またはそれ以上の性能を持つもの
RAM: 16GB
単体GPU: NVIDIA® GeForce® GT 1060 6GBまたはそれ以上の性能を持つもの
DirectXバージョン: 11
初回インストールに
必要なストレージ容量:
150GB以上の空き容量が必要
通常ストレージ: 100GB以上の空き容量が必要

最低でも8GBのRAMと、NVIDIA® GeForce® GT 1030以上のGPUは必要になります。

原神をプレイするためのパソコンの選び方と注意点

原神は前述した必要条件さえ満たしていれば、デスクトップパソコンでもノートパソコンでも遊ぶことは十分に可能です。

特に、通常のノートパソコンでは足りない事が多い「グラフィック処理能力」が重要な役割を果たしますので、グラフィックボードの性能が足りているかが1つのキーポイントになります。

GPU以外のスペックが足りない場合にも以下のような様々な不具合でまともにゲームできない可能性があるので、前述したPC版原神の必要最低スペックは超えているようにしましょう。

スペックが低い場合、インストールができない、ゲームが起動しない、ゲーム画面のブラックアウト、ゲームクラッシュなどの不具合が生じる可能性がございます。予めご了承ください。

GPUが足りないとゲーム画面がカクカクに…

特にノートパソコンで原神をプレイしようとする場合、GPUが足りない場合がほとんどでしょう。

原神を含むゲームでは1秒間に何度も画面描画を書き換えることでパラパラ漫画のように動いて見えるのですが、1秒間に何回書き換えるかのフレームレートに対してGPUが足りないと画面描画が間に合わず、結果カクカクのゲーム画面になってしまいます。

実際にPC版原神で最低限必要なグラフィックボード「NVIDIA® GeForce® GT 1030」は以下のようにグラフィックボードの中でも低めなので、原神はPCゲームの中では要求グラフィックスは低い部類と言えます↓

【グラボの性能比較(ベンチマークスコア)】

型番
(GeForceシリーズ)
ビデオメモリ容量 性能目安(ベンチマークスコア)
RTX 4090 24GB 5350
RTX 4080 SUPER 16GB 4831
RTX 4080 16GB 4779
RTX 4070 Ti SUPER 16GB 4500
RTX 4070 Ti 12GB 4311
RTX 4070 SUPER 12GB 4245
RTX 4070 12GB 3666
RTX 4060 Ti 16GB 16GB 3171
RTX 4060 Ti 8GB 8GB 3091
RTX 4060 8GB 2703
RTX 3090 Ti 24GB 4111
RTX 3090 24GB 3653
RTX 3080 Ti 12GB 3600
RTX 3080 10GB 3323
RTX 3070 Ti 8GB 3023
RTX 3070 8GB 2972
RTX 3060 Ti 8GB 2688
RTX 3060 12GB 2322
RTX 3050 8GB 1753
GTX 1660 SUPER 6GB 1741
GTX 1650 4GB 1059
GTX 1630 4GB 625
GT 1030 2GB 357

情報源:グラフィックボード性能比較(ドスパラ公式)

原神の最低必要環境のグラフィックボードである「NVIDIA® GeForce® GT 1030」はグラボの中でもかなり低い性能の部類で、現行の一般的なゲーム用のグラボ「GTX」よりも低く、内蔵グラフィックよりは性能は高いといったレベルです。

そもそもGTシリーズはもともとゲーム向けではないので最低限のグラボ性能があれば、取りあえずWindows版の原神はプレイできるという事になります。

PC版の原神はグラボなしで遊べる?グラボなしノートパソコンに入れて試してみた

という事で、最低限のグラボが搭載されていればWindows版の原神は最低限プレイできるという事ですが、そもそもグラボなしの内蔵グラフィックだけのノートパソコンでプレイできるのでしょうか。

今回興味半分で「Surface pro 7」にWindows版原神をインストールして動作確認してみました。

中にはMinecraftやFF14などのPCゲームであればSurface pro 7の「Intel Iris Plus Graphics」でも動作したという情報もありましたので、原神をサーフェスでプレイできるか検証してみようかと。

一応「Surface pro 7」なので「Intel Iris Plus Graphics」を搭載していますが、それでも「GT 1030」搭載のグラボのほうが、「Intel Iris Plus Graphics」よりも性能が格段に良いですからね。

ノートPCだと標準のストレージが少ないので、まず原神のゲームデータをダウンロードするためのストレージに空きが70GBほど必要な点&70GBのデータのダウンロードを行う事になります。

★5-2.必要な空き容量

★5-3.必要な空き容量

ギガ無制限や自宅回線が無い場合はDLは厳しいですし、ダウンロードする時間もかなり掛かります。(今回私は2時間ほどかかりました)

そこまで進めば「ゲーム開始」で原神の世界へ!

キレイで穏やかなゲームロード画面… 私も以前はiPhone(iOS版)で2年くらい旅人していましたが、やっぱり原神の世界観はいいですね🎵

★8.普通にプレイ可能

天理の調停者に引き裂かれる兄弟。そこから記憶を封印されテイワット大陸へ

★9.普通にプレイ可能

ちなみにこの時点ではグラボなしノートPCでも簡単な操作なら問題なくプレイできました。

ただサーフェス本体から「シュイーン」という大きい高音が鳴り続け、かなりの排熱が… 長時間プレイした場合は本体への負担は凄そうです💦

原神をノートパソコンで快適にプレイする方法:ゲーム内環境の変更で負荷を下げる

という事で原神をグラボなしノートパソコンでプレイするなら、PC本体への負荷を軽減するため原神のグラフィックスの設定を変更する事をお勧めします。

原神のグラフィックスの設定変更方法は「設定(Esc)」>「オプション・画面」から「画面(グラフィックス)」を選択すれば変更可能です。

★9.グラフィックスの設定は「設定(Esc)」から「画面」で変更可能

特にGPUがほぼ足りていないであろうグラボなしノートパソコンでのプレイであれば、グラフィックスの設定はほぼ最低レベルまで下げる事で負荷を最小にして原神をノートパソコンでプレイすることが可能です↓

【グラボなしノートPCで原神するならお勧めのゲーム内画面設定】
  1. ・画質:最低
  2. ・フレームレート:30
  3. ・レンダリング精度:60
  4. ・シャドウ品質:最低
  5. ・視覚効果:最低
  6. ・SFX品質:最低
  7. ・シーン細部:最低
  8. ・アンチエイリアス:OFF
  9. ・ボリュームフォグ:OFF
  10. ・反射:OFF
  11. ・モーションブラー:OFF

ただ、ここまで画質を下げるとiPhoneでプレイするのとビジュアル的にはあまり差がないですね… 

一応「画質:高」「フレームレート:60」に変更してみましたが、案の定カクカクでとてもまともにプレイできるような環境ではありませんでした。

わざわざPC版の原神でプレイする醍醐味である「ヌルヌル動いて美しいグラフィックで遊びたい」という部分は全く満たせていませんので、結論としては最低までグラフィックスを下げればグラボなしの「Surface pro 7」でもプレイできないことはないけど、画質的にスマホで遊ぶのとあまり変わらないという結果に。

やはり『原神』をパソコンでプレイするならば、フルHDや最大4Kのキメが細かい解像度、ヌルヌル動く高fpsを大画面でプレイしないとあまり意味がありませんからね。

という事でPC版の原神は要求グラフィックスは他のゲームよりは高くない部類ではあるもの、ちゃんとしたゲーミング前提のパソコン選びをする方がいいでしょう。